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土地の所有者の調べ方 登記情報で簡単に所有者を検索確認できる

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隣地など土地や建物の所有者がわからず探し出したいが方法がわからないということはありませんか。

土地や建物の所有者はオンラインで10分もあれば探し出すことができます。

今回は土地や建物など不動産の所有者を探す方法を詳しく解説したいと思います。

目次

土地の所有者はオンラインで簡単探し出すことができる

土地の所有者を確認したいという場合、簡単に検索して探す方法があります。

現在はオンラインで申請ができ10分もあれば割り出すことができます。

方法としては、民亊法務協会が運営している登記情報提供サービスという情報サービスを利用し登記情報を取得するということです。

登記情報とは登記簿謄本と内容は同じで法務局の捺印がないため公式な書類としては利用できないのですが、土地の所有者を割り出すには十分な情報が掲載されている書類です。

取得は「所有者の名前と住所だけわかればよい」という場合は144円、所有者の名前と住所以外にも土地の詳細や住宅ローンなど抵当権情報なども含めて知りたいということであれば334円で知ることができます。

登記情報提供サービスを利用して土地の所有者を確認する方法

登記情報提供サービスは一般財団法人民亊法務協会が運営している登記簿謄本と同じ情報をデータ化しておりそれを印刷できるきわめて公的なサービスです。

不動産の土地や建物は不動産取引をするにあたり必ず所有者の情報を知る必要があるため(そうでないと売買したいという意志も伝えられず、だれが所有者かも確認できない)、登記情報の中に所有者の住所名前が掲載されています。

登記情報提供サービスは上記からアクセスできます。

例えば個人の方で隣の敷地の所有者を探し出したいということであれば一時利用という方法で登記情報を得れば十分でしょう。

一時利用の会員登録の仕方と具体的な取得方法については、「登記情報提供サービスの利用方法と料金や一時利用、登記簿謄本との違いなど注意点」で図解入りで掲載しています。

土地の所有者を確認するのに注意すること

土地の所有者を探したいということであれば登記情報が最も早い手段だと思いますが、いくつか事前に把握しておき注意することがあります。

地番(住所のような土地に与えられた番号)を確認すること

登記簿謄本などの書類は住所とは異なる地番や家屋番号のいった番号で管理がされています。

そのため、登記情報提供サービスで住所を入力して登記事項証明書を購入しようとしたところ検索でエラーになってしまったり、全然違う場所の所有者が出てしまう可能性もあります。

地番家屋番号の概念については「地番について 住所との違いや登記簿謄本取得に必要な地番の調べ方について」に詳しい情報を掲載しています。

ただし、住所しかわからなくてもある程度の住所から地番や家屋番号を割り出すことは可能です。

具体的には、登記情報提供サービス内の地番検索サービス機能を利用する方法です。

地番検索サービスについては民亊法務協会が発行している上記の「地番検索サービスが非常に便利 使い方や注意点ついて」を参照してみてください。

地番検索サービスはゼンリンのブルーマップと呼ばれる地図とほぼ同じような地図です。(個人宅の表札名は掲載されていません)

地図ベースとなっており、住所がわからなくても地図で場所だけわかる場合でも地番や家屋番号を判断することができます。

登記からわかる情報は所有者の名前と住所のみ

登記簿謄本や登記事項証明書で所有者の名前と住所を確認し、直接訪問したが不在だった、手紙を出したが連絡がとれないということも考えられます。

連絡が取れない場合、名前と住所から電話番号を探せる可能性があります。

方法としては、「ネットの電話帳 (以前の名前は「住所でポン!」) 」というサイトで個人の方の電話番号を調べるという方法です。

以前のNTTが発行していたハローページの情報が基となり作成されているといわれているサイトです。

ハローページも誰でも閲覧ができる公開情報のため、問題ないとされています。

上記のサイトで土地の所有者の名前と住所から電話番号がわかれば電話で連絡が取れる可能性があります。

また、そもそも登記簿謄本が誰でも取得でき閲覧できるのには法律の裏付けがあるためです。

詳しくは「誰でも取れる登記簿謄本 誰でも取得閲覧できる理由と方法」を読んでみてください。

土地の所有者がわからない場合、市区町村に相談することで解決する場合も

土地の所有者を判明して何をしたいのかによりますが、例えば「草木が公道まで飛び出しており危ない」など生活に支障をきたしているようであれば市区町村などの行政に相談してみることで解決するかもしれません。

基本的には行政側も土地の所有者に連絡をとることを試みるというのが流れですが、一個人が登記簿謄本や登記事項証明書をとり所有者を追いかけるより効率的で手離れよく作業を進めてくれます。

また、家庭裁判所へ不在者の財産管理人の選任の申立てという方法もありますが、手間と費用が掛かるのでまずは行政に対応してもらいましょう。

「土地の所有者の調べ方 登記情報で簡単に所有者を検索確認できる」のまとめ

土地や建物の所有者を探す方法は民亊法務協会の登記情報提供サービスで登記情報を取得すれば簡単に探せます。

登記情報とは登記簿謄本のデジタルデータ版でPDFで取得できます。

裁判など公的な機関では登記情報は効力がありませんが、不動産の所有者を探すだけであれば十分です。

土地の所有者を探す場合、住所ではなく地番で登記情報を取得します。

そのため、地番検索サービスやブルーマップを利用して住所を地番に変換する必要があります。

登記情報や登記簿謄本でわかる個人情報は名前と住所です。

電話番号はわからないため、直接訪問するなどの対応が必要です。

また、登記情報を取得しなくても苦情などは各市区町村に相談することで行政側で対応してくれることも多いので事案によっては行政に相談してみましょう。

土地や建物など不動産の所有者がわからない場合は登記情報をぜひ試してみてくださいね。

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